※掲載内容は2022年12月時点のものになります
PEOPLE
INTERVIEW
最適なネットワーク構築で、ストレスのない快適な生活を実現する
共通(エンジニア)
ネットワーク・インフラエンジニア
東北支社 ネットワーク部
ネットワーク計画 移動無線計画担当
NISHIKAWA YU
西川 結宇
2019年入社
01 現在の仕事内容
日々変化する通信の需要に応えるネットワークのあり方を模索。
NTTドコモの通信回線が日本全国どこでもストレスなく使える状態であるために、ネットワーク環境を常に最適化しなくてはいけません。そのために東北エリアにおいて、電波を飛ばす基地局をどこにどれくらい建てるべきかというネットワーク方針を検討するのが私の仕事です。たとえば、多くの人が電子チケットを使うスタジアムでは通信の需要が高く、手厚い環境を用意しないと、入場時に必要な電子チケットが使えないという不便な状況が起きてしまいます。その他にも、新しい建物ができたり、企業が新たな通信サービスを活用したりするなど、日々変わっていくエリアごとの通信需要を予測し、すべてのご利用者がいつでもストレスなく快適に通信を使えるよう、未来のネットワーク環境の方針を立てています。
また、電波を飛ばす基地局を構築する機器にも常に新しい技術が生まれています。先日も5G専用の機器だけで電波を飛ばす5Gスタンドアローン(※)という技術を、初めて東北に導入したのですが、このような最新の技術をどのエリアに導入することで最大限の効率化が図れるか、日々変わりゆく通信の需要に対してあらゆる手段を検討し、最適な解決策を模索し続けています。
※ 5Gスタンドアローン…5G SA(Standalone)。全ての基地局設備が5G専用に開発されたもので提供される上下ギガ超えの高速通信を実現する通信方式。
02 現在の仕事のやりがい
未来のお客さまの姿を想像した先にある責任感と達成感。
実際にお客さまの声を聞くことはほとんどありませんが、大きなイベントなどで「ドコモがつながらなくなった」という声が上がらなかったとき、「大丈夫だったんだ、よかった」とそっと胸を撫で下ろしています。つながってあたりまえだと思われているネットワークだからこそ「不満のない状態」が達成感につながりますし、それを支えることに責任も感じています。東北エリアのネットワークを支えるという仕事のスケールは大きなものですが、そのミッションを達成するためのモチベーションとなっているのは、いつもお客さま一人一人の姿です。もしスタジアムで電子チケットが使えなかったら、もしお店が混むお昼の時間に電子決済が止まってしまったら、どんな思いをされるだろうか。そんな想像力を働かせることが、「絶対にストレスを感じさせないぞ」という気持ちにつながります。
※ トラフィックデータ…通信回線において、一定時間内にネットワーク上で転送されるデータ量のこと。
03 これまでの挑戦
お客さまに役立ちたいという熱意で、ルールや慣習を超越。
もう1つは、ルーラルエリア(※)で5Gの新しい基地局ができた際のプロモーションチラシの文言を直接的な表現に変えたことです。5Gが使えるようになることは地方では大ニュースでしたが、従来の慣習では「電波が強くなりました」という表現がルールとされていました。しかし、それでは地方の高齢者の方に理解できるはずがありません。そこで本社と交渉の末、「最新の回線状況は確認してください」という注釈をつけるなどの条件付きで「5Gが始まりました」という具体的な表現に変えることができ、「この機会に5G端末に変えませんか?」という販促にもつながりました。
ネットワークの技術的な面だけでなく、それを提供することでお客さまの生活をどう支えていけるのか、仕事の目的を常に見据えることで手段はいくらでも変えていくことができると思っています。
※ ルーラルエリア…都市圏、郊外圏に対するいわゆる田舎圏。町村部商圏のこと。
04 今後チャレンジしたいこと
通信の存在を忘れさせるようなネットワークを。
ヒトやモノをつなげるデバイスも、付加価値としてのサービスも、これからどんどん増えていきます。また、法人のお客さまからも通信を活用して独自に新しい取り組みをしたいという声が増えています。このように、必要とされる通信容量が増えれば増えるほど、供給量も増やしていかなくてはなりません。基地局を無限に建てることができればいいのですが、資金も装置や半導体の数も有限です。たとえば、田んぼの多い場所ではギリギリ圏外にならない通信を確保しつつ人が多い場所は手厚くするなど、全体最適化という課題に取り組み続けていきます。そして、予測の精度を高めるために、これから通信を使ったどんなサービスが生まれていくのか、法人の担当者に勉強会を開いてもらうなど、需要に対する知識も蓄えています。また、予測した需要に応えるネットワーク方針を考えるにあたって、進化し続ける技術の知識も学んでいきたいと思っています。
最終的にめざしているのは、日本全国すべてのご利用者が、通信の存在を感じることなく、その上で問題なく動くサービスのことだけを感じている状態を常に実現することです。そのためにネットワーク方針を検討する私自身が、もっともっと成長していかなくてはいけないと思っています。
05 ドコモを志望した理由
日本一の通信会社で、あらゆるサービスを支えるネットワークを提供したい。
なかでも、ドコモは日本一の通信会社と言える実績があり、日本全体のネットワークを支えるという大きな責任感とやりがいを持って働けると考え、入社を決意しました。
※ SIer(エスアイヤー)…「System Integrator(システムインテグレーター)の略称。システム開発や運用・保守・管理までを一括して請け負う情報サービス会社を指す。
06 学生へのメッセージ
まずは、人に貢献したい気持ち。知識は入ってから身につきます。
私自身、学生時代にたまたまアンテナの研究室にいました(本当は別の研究室に行きたかったのですが抽選で落選しました(笑)。)が、実際にネットワークの仕事に必要な知識は入社してから学びましたし、もちろん今でも勉強中です。むしろ仕事において役立っていると感じる学生時代の経験は、アメフト部のマネージャーとして人に貢献することの喜びを実感してきたことです。今の部署でも、ネットワークの専門性を強みにしている人もいれば、私のように「ふつうに生きている人がどう感じるか」という視点を大事にしている人もいて、それぞれの個性を発揮することでチームの力となっているので、技術系だからと身構えることはありません。
ドコモは、若手になんでも挑戦させてくれる環境がありますし、仕事の成果や影響力も大きく、成長も実感できます。一方で、どんどん休みを取るように上長から促されるくらい、しっかり取れるので、長く活躍しやすいはずです。ネットワークの仕事は、大きなスポーツイベントやテーマパークの裏側にも携わることができるなど、思わぬ楽しみも多い仕事です。ぜひ、いっしょに働ける日を楽しみにしています。
OFF SHOT
オフの時間の過ごし方
最近、関東圏から東北の配属になりましたが、リモートスタンダード(※)の働き方ができるので、所属する東北支社には月1回から2回出社するくらいで、引っ越しもせず今も関東に住み続けています。休日は関東の友達にも会えるし、気が向いたら実家に帰ってごはんも食べられるので、気持ち的には楽ですね。仕事で東北のいろんなところへ行けるのも、自分の世界が広がって楽しい経験です。
※ リモートスタンダード…日本全国どこからでもリモートワークにより働くことを可能とする制度。リモートワークを基本とし、働き方を自由に選択・設計可能とすることでワークインライフ(健康経営)を推進する。
1DAY
SCHEDULE
- 5:00
- 6:00
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7:00
起床
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朝食
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8:00
在宅勤務開始、メールのチェック
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9:00
担当内の朝MTGにて、
相談事やスケジュールの共有 -
10:00
基地局容量の検討(多くの人が快適に通信を使える容量を検討します)
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利用規約作成
- 11:00
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12:00
家で昼食、少しお昼寝
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13:00
相談用資料作成、アイデア出し
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14:00
次年度以降のネットワーク方針の検討・相談
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15:00
資料修正
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16:00
法人案件のMTG
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17:00
データ解析学習のeラーニング
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18:00
退勤
- 19:00
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20:00
夕食、ゲームなど
- 21:00
- 22:00
- 23:00
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24:00
就寝
- 1:00
- 2:00
- 3:00