ドコモの新設部署 第二カスタマーサクセス部での新たな挑戦。
新しいファンマーケティングを実現するためにー。(3/3)
スマートライフカンパニー誕生!カンパニー化による変化
柴田:7月から社内カンパニー制が導入されました。スマートライフカンパニーになって変わったことや良くなったことはありますか?
長尾:カンパニーになって以降、一から全部組み立てているのでメーカー様との向き合いも初めてで。今担当しているメーカー様とのキャンペーンも今回が初めてなんです。これがうまくいかなかったなといろいろと試行錯誤しながら組み立てているので、アライアンス担当、マーケティングサポート担当が一体となってやれているのはすごく楽しいですね。また、同じ部署でスポーツの話やメーカーの話などいろいろな話が飛び交っているのはすごく新鮮です。同時にいろんなことが動いていると実感できるので、私自身もわくわくしながら業務ができていて、カンパニー化して良かったなと思います。久米田さんはどうですか?
久米田:私も長尾さんのお話には非常に共感しています。違ったエピソードでお伝えすると、組織全体がとりあえずやってみようという雰囲気があって失敗を恐れない、受け入れてくれる文化があるので非常にいいなと思っています。櫻井部長が「挑戦する価値が一ミリでもあるのであれば勇気をもって挑戦する」ということモットーにされているので、それが部内でも浸透し風通しが良くなっているんだと感じますね。
柴田:スポーツ&ライブビジネス室はいかがですか?
松田:6月まではコンテンツビジネス部に所属していてサブスクのサービスが多い部署でした。そのため担当しているコンテンツを“どうサービスに連携できるか”が非常に重要視されていました。7月からはデジタルマーケティングの部署になったので、担当顧客の真の課題って何で、それを解決するために何ができるかを考えているのでデジマケを軸に考え判断することが多くなりました。仕事の進め方や提案する内容が大きく変わったので非常に良くなったと感じています。
柴田:カンパニー制が良い変化をもたらしているんですね!その変化によってお客様からダイレクトに言葉をもらったとか反応が変わったことなどありますか?
松田:スポーツ業界って権利ビジネスなので規制が厳しいんです。以前まではサブスクのサービスが多い部署にいたこともあり、ドコモのコンテンツと組み合わせて●●をやりましょう!という視点が重視されていました。ただ、権利ビジネス上実施することが難しいこともあり、振り返るとwin-winの状況ではなかったのかなと思います。7月からはデジマケを軸にお客様の“真の課題解決”のために提案することが多いのですごく喜ばれていますね。実際お客様のリアクションも以前とは違ってきらきら度が増していると思います!
コロナの影響でリモートワークが多くなり、仕事帰りの方々が球場に足を運ぶことも少なくなってきていますが、なぜ以前までは来てくれていてコロナ後来なくなってしまったのか、本当の理由がわからないんです。コロナの影響で趣味嗜好が変わったかもしれないですが、何が変わってそうなったか本当の理由がわからない。でもお客様が解決したいことは一番そこにあるんです。その問題を、ドコモとして持っているデータやマーケティングを駆使し、お客様の真の課題に寄り添い一緒に解決に向けて伴走できるので、以前よりもお客様の表情や反応がすごく嬉しそうで私自身も嬉しくなります。
柴田:中川さんもアリーナビジネスをやっている中でカンパニー化による変化は何かありましたか?
中川:私も松田さんと同じような感覚です。私はアリーナ事業に携わっていますが、松田さんが言ったようにカンパニー化してからはデジマケを軸に提案できるようになったので、お客様からドコモのデータに期待されていると感じることが多くなりました。やはり多種多様なデータがあるドコモだからこそ、提案できることも多いしそれだけの期待を持っていただけているんだと思いますね。今後は、アリーナに来た方が何を飲み、その後どういうお店に行くのかとか、普段の生活でどういう飲料品を買うのかなどがわかるようになると、アリーナ、飲食店、小売店など関係各社がwin-winの関係を築けてより良いサービスの実現に近づくのではないかと。スポーツやエンタメに直接関係ないデジマケまで出来てしまう。こういうことを考えるとすごくわくわくしてきますね!
柴田:第二カスタマーサクセス部で横連携ができるとビジネスも広がりそうですね。
柴田:逆にここは変えたほうがいい!改善したほうがいい!と思うところはありますか?
中川:中途採用が活発化してきて私たちチームにもたくさんの方が入社しています。その道のプロが即戦力として活躍していて素晴らしいと感じる一方で、同様にプロパー社員もその道のプロになれるよう育てていくことが大事だと感じています。プロパー社員の育成については社内でより推進していってほしいなと思います。
柴田:貴重なご意見ありがとうございます!プロパー社員の育成の推進・企画や人材育成については私のチームで担当しているのでご意見参考に改善していきたいと思います。
松田:私は社内での意思決定スピードが他社より遅いと感じます。会社によって一人一人に与えられている権限が違うので仕方ないと思う反面、スピード感の差がでてくるともどかしい気持ちになります。こういったところはカンパニー化を機に変えていきたいなと思っています。
柴田:このカンパニー化をきっかけにみんなで変えていきたいですね!長尾さんと久米田さんも同じ転職組ですが松田さんのお話についてはどのように感じますか?
長尾:ビジネスが大きいのもあると思いますが、一つの企画で関連部署が多いので定例ミーティングや上長への報告があり同じ説明を複数実施することはあります。この点はもう少しうまくできたらいいなと感じます。
久米田:スピード感をもってできたらもっと良くなると思うので、、、みんなで変えていきましょう!!!
スマートライフカンパニーのパーパス「つなぐ。育む。明日のあたりまえになるまで。」
柴田:スマートライフカンパニーのパーパス(存在意義)では、人・モノ・企業・社会などのつながりを作るだけでなく、あたりまえになるまでしっかりと育んでいく。そんな想いを元に事業を拡大しています。そんなパーパスに関連した業務やパーパスに繋げるために今後やっていきたいことはありますか?
中川:私は入社して20年くらい経ちますが、今初めて目に見えるもの(アリーナ)を作っています。そこに対する挑戦や期待はドコモとしてやる価値はあると思うし、アリーナを拠点として第二カスタマーサクセス部、ひいてはスマートライフカンパニー内の様々な部署に是非活用していってほしいと思っています。そして、アリーナ事業がスマートライフカンパニーの中をつなぐハブ的役割にしていけたらもっと面白くなると思うのでどんどん挑戦していきたいですね。
松田:まさに第二カスタマーサクセス部でやっているデジタルマーケティングの取り組みはパーパスに繋がっていると思います。担当企業様が次のアクションをする際、どういった分析が必要なのか、どういった思想のもと行動しているのかは戦略を立てる上で非常に重要です。ドコモの会員基盤を使いながら、私たちで補足できないファン層やユーザーについてはパートナー企業様と連携し会員基盤を更に大きくできますし、“未来のお客様を繋いでいくこと”が我々部署の使命なのではないかと感じています。
柴田:パーパス誕生と同時に取り組んでいるとはパイオニア的存在ですね!長尾さん、久米田さんはいかがでしょうか?
長尾:ドコモとお客様、企業とお客様がつながっていますが今はまだまだだと感じます。例えば位置情報をもってお客様に活かす協創とか、パートナー企業様と共にシステム構築ができる協創など、協創DMPのような形でメーカー様と一緒にお客様の情報基盤を作り、より良いサービス・あたりまえのサービスにできるようにしていきたいと思っています。
久米田:メーカー様としてもお客様の繋がりを増やしていきたいと思っているものの、なかなか接点がなくコミュニケーション自体を課題としているところも多い印象です。各社で課題としているところは違いますが、その課題を解決するためにドコモが懸け橋になり、繋がりを強化するためにドコモ×メーカー、ドコモ×お客様、メーカー×お客様の“あたりまえのつながり”を作っていけるようにしていきたいと思っています。
第二カスタマーサクセス部での働き方について
柴田:皆さんの働き方についてお聞きします。みなさんの業務上出社されることが多いかと思いますがいかがでしょうか。
長尾:私たちはお客様と相対しているので出社は多い方だと思いますが、全国にある各支社のフォローはリモートで対応したりと状況に応じて切り替えています。出社自体は週に2,3回くらいで、対面でコミュニケーションをとりたい場合は出社しています。また、リモート時には18時半まで仕事をしてそれから子どもの保育園の迎えに行って夕食の準備をしたりしています。以前の働き方と比較すると、生活の質は上がったなと感じます。
久米田:私も長尾さんと同様で出社したほうがいい時や現場に行ったほうがいい時は出社し、それ以外はリモートで仕事をしています。リモートだと通勤時間がないのでその分の時間を有効に使えるようになりましたね。終業後はジムに行ってトレーニングをしたりできるので、以前より健康的な生活をしています。
柴田:私も打ち合わせやイベントに合わせて出社、リモートと切り替えているので前職より働きやすくなりました。
中川:私の担当は“物”を相手にしているので実際現場にいったり、パートナー様と対面で打ち合わせをしたりすることが多いです。ただし、集中して資料作成する日はリモートで作業するなど、出社する日とリモートする日とメリハリをつけて行っています。
松田:私も中川さんと同様で出社が多く、担当しているお客様が球団なので、家にいるより球場に行くことのほうが多いかもしれません。(笑)私はファンの方の顔やお客様の声を直接もらいに行くことを大事にしていて、現場に行くことが何よりも重要だと思っています。お客様の先にいるお客様(ファンの方)の顔が見たくて球場に足を運んでいることも多いです。ビジネスを円滑に進める上でもお客様と密なコミュニケーションをとれるほうを選択したいと思っているので、現場目線はこれからも大事にしていきたいですね。今日は午後から出社予定ですが、午前中はリモート、午後は出社とでき、効率的な働き方ができています!
柴田:お2人の常にお客様目線で考えられている姿は、きっとお客様にも伝わっていますね!
これから転職活動をされる方へ
柴田:これから転職活動される方、ドコモに応募しようと検討している方に向けて皆さんからメッセージをいただけますか?
長尾:ドコモが持っているものの大きさや技術力は非常に優れていると思います。だからこそ、積極的に自分から使い倒せる人と一緒に働きたいです。ドコモにしかできないことが溢れていますので、是非一緒に作り上げていきましょう!
久米田:私は様々なバックグラウンドをもった“ドコモっぽくない方”と働きたいですね!メーカー向けの協業ビジネスは0から作り上げるビジネスなので、様々なバックグラウンド、専門知識を持った方に携わっていただくことでよりお客様に向けたソリューションや価値提案が高いものになっていくと思います。ドコモに寄り添う感じではなく、私はこんなことやってきました!と少々尖っている方は刺激にもなりますし、新たな事業を進めていく上で求められていると思います。
中川:私も久米田さんと似ているのですが、ドコモっぽくない人、ドコモの常識を知らない方、むしろドコモの非常識を当たり前のように出来る方と一緒に仕事がしたいです!もちろん世間の常識は守れる方というのが前提ですが(笑)。プロパー社員とキャリア社員が裏表一体になって新しい事業に挑戦していくからこそ、我々もスマートライフカンパニーも一歩上の世界に向かっていけるのではないかなと思っているので、共に成長と挑戦をしていきたいですね。
松田:私は、既存の概念に捉われず、良いものは良い、悪いものは悪い、とはっきりといえる方と一緒に働けると嬉しいです。私は新卒入社なのでドコモでの常識しか知りません。でもキャリア入社の方が入ってきて常識ではないことや、違う方法のほうが良いことなど、新たに気づけることが多いんです。ドコモは真面目で自分の仕事はきっちり遂行できる方が多いと思いますが、会社として目指している新たな領域へのチャレンジには起爆剤となるような方が非常に重要になってくるのではないかと思います。
柴田:みなさんの仕事に対する思いや向き合い方が知れて非常に良い刺激を受けました!本日は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
※所属部署・記事内容はインタビュー時のものです。