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本気のメンバーと一緒に、
eスポーツの熱狂を生み出してゆく

住田 章洋

スマートライフビジネス本部
ビジネスクリエーション部
eスポーツビジネス推進 eスポーツビジネス推進担当

住田 章洋

モバイルコンテンツ制作会社、モバイル広告代理店、webライターの経験を経て2015年にKADOKAWA DWANGO(現KADOKAWA Game Linkage)に入社。ゲームメディアを絡めたeスポーツイベントや、大型ゲームイベントをはじめとした、eスポーツ分野における大会企画立案関連業務に従事。
2020年にドコモに入社。コンシューマビジネス推進部にて入社時より一貫して「レインボーシックス シージ」の大会企画・制作や、「Rainbow Six Japan League」の設計・運営に従事している。

この記事を書いた人

渡邉 史貴

渡邉 史貴

本社 法人営業部
新卒でNTTドコモに入社。入社以来、法人営業担当としてお客様への提案や営業支援活動に従事。“ゲームは一日一時間”を守れない日々を送っている。レインボーシックス シージではルークとスレッジが好き。
チームメイトを信じている 彼らも俺を信じている。

“ドコモが目指すeスポーツの興行化”が入社の決め手

渡邉:前職について教えてください。

住田:KADOKAWA DWANGO(現KADOKAWA Game Linkage)に在籍していて、入社時からeスポーツの大会企画・設計に従事していました。
eスポーツの黎明期で、初の大規模賞金制大会の開催やJeSU(日本eスポーツ連合)と連携してプロライセンスを発行する大会の企画運営などにかかわっていました。

渡邉:KADOKAWAグループでゲームというと雑誌とか攻略本のイメージだったので意外です。前職からeスポーツにかかわってらっしゃったのですね。この記事で初めてeスポーツを知る方向けにeスポーツについて簡単に教えてもらえませんか?

住田:平たく言うとゲームの大会です。
ゲームを突き詰めすぎてゲームを生業にしている人たち同士が戦って、いい成績を残したら賞金がもらえるような、ゲームの全国大会をイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。
世界的に人気のあるゲームタイトルは世界大会もあり、選手のスター化も成立していて、チームや選手個人にスポンサーがついているようなこともあります。ただ、日本国内でそういったスポンサードされるようなゲームタイトルは一握りなのが実情です。

渡邉:前職で携わられていた業務と同様の業務だとお見受けしました。転職されたきっかけはなんだったのでしょうか?

住田:同業種にいたこともあり、ドコモが目指そうとしているものを聞いたのが一番大きなきっかけです。端的に言うとeスポーツを産業にしていこうという規模のことを考えていたのがドコモだったので転職に踏み切りました。
以前はゲーム会社からの受託するような業務が多く、記事と一緒にそのゲームタイトルのPRの一環として大会企画をやるような形でした。
一方、ドコモは「eスポーツそのものの興行化」を目指していて、もう一段階高いレイヤーでeスポーツを盛り上げようとしていました。
現在取り組んでいるXーMOMENTはゲーム会社からの受託とは異なり、自らが主催し複数タイトルを同時に取り扱うことで、eスポーツそのもの認知度や市民権を獲得していくような取り組みとなっています。プロチームへの給与保証をしている面もユニークです。そういったこともあってか予算も多くついていて、ドコモは単なるスポンサーという形式を取るのではなく、本気でeスポーツの興行化を目指しているのだということを実感しました。

eスポーツ企画・運営の醍醐味

渡邉:仕事内容について教えてください。大会運営とリーグの設計とありますが、それぞれどういったことを行っているのでしょうか。

住田:大会運営は試合におけるいろいろな準備と当日の運営が中心となっています。試合は多くの方に見ていただくため、基本的に土日に開催されます。
リーグということもあり、試合日程が何日もあるので、1日の試合を行ったあとは、次回の試合に向けて何を改善したらいいのか考えています。
リーグの設計はこういった大会ひとつひとつを組み合わせて、一年間の試合の予定表を立てます。プロ野球のようなリーグ戦で毎日試合をするような形ですね。また、参加いただいているプロチームの管理や、リーグの進み具合に応じた盛り上げを作るためのプロモーション企画等を行います。
今はリーグの設計や、プロチームの管理・折衝、全体の規約の設計などをメイン業務としています。

渡邉:リーグ設計をしていて大変だったことはありますか?

住田:eスポーツにおいて年間通じたリーグは数えるほどしか前例がなく、ノウハウがないため、ゲームだけではなくいろんなスポーツリーグの建付けを参考にしながら、すべて手探りで進めていかなくてはならないことが大変でした。未知数のことを組み立てるってすごく難しくて
また、「なぜそうするのか」のロジック構築にもとても苦労した覚えがあります。
1年間どういった形で運営するのかを先に決めてしまうので本当にこれで大丈夫かという不安もありましたし、計画当初予期していなかったトラブルもやっていくうちに起こるので、そのトラブルシューティングはとても大変でした。

渡邉:逆にうれしかったことを教えてください。

住田:YouTubeで配信してコメントが流れたときに、リアルタイムでユーザーの声が見れるのは嬉しいです。そこで楽しんでもらってる様子もわかるし、これがあって良かった!というコメントが流れると自分が考えた企画で喜んでもらえてることが伝わってきますね。同時に、改善点もコメントを参考にさせていただくことがあります。
また、SNSで感想が投稿されていることも多く、ポジティブな声をもらえると報われた気持ちになります。
プロチームの方からもポジティブな意見をもらえることが多くそういった意見もやりがいにつながっています。
プロゲーマーの方たちは副業をすることも多いのですが、X-MOMENTは給与保証があるためゲームに集中できるといった声が非常に多いです。
競技のレベルが上がったり、選手がゲームを生業にできる環境を作ったり、今までのeスポーツではなかった世界観を作った、ドコモに対して「ありがとう」と言われると正しい運営ができているという実感が持てますし、世界に羽ばたくチームをX-MOMENTから輩出したいですね。

ドコモの魅力は「本気のメンバー」が揃っていること。
「心が動かされる瞬間」を共に作れる人と働きたい

ドコモの魅力は「本気のメンバー」が揃っていること。「心が動かされる瞬間」を共に作れる人と働きたい

渡邉:住田さんにとってのドコモの魅力を改めて教えてもらえないでしょうか。

住田:本気で世の中に価値を創造しようとしているところです。
ただやってみた。で終わらせてくれないのがこの会社の良いところで、大げさにいうと産業として成り立つまでをミッションとしていると思っています。「ドコモを使い倒す」のは一筋縄ではいきませんが、収支の部分をしっかりと鑑みた上でどかっと挑戦させてくれるので、考え抜いたものが世に出て、視聴者(お客様)のポジティブな反応が出た時は報われた気分になるし、今後への展望が明るくなるのを肌で感じることができます。

あと、そう考える“本気のメンバー”が揃っているというところも大きな魅力だと思います。
また、人を育てるという側面から研修もしっかりしているという印象を受けました。自分の描いているキャリアプランやキャリアデザインについて、現状の自分となりたい自分の差異を明らかにし、そこを埋めていくような形式の取り組みがあり、どの能力を伸ばせば良いのかをわかりやすく提示してくれるため、私自身はとても研修やスキルアップ等に取り組みやすい環境だと感じています。
このように大きな仕事をしながらも、礎となる社員のこともちゃんと考えて向き合ってくれる会社だと思います。

渡邉:本気のメンバーがそろっているとのお話でしたが、住田さんはどんな方と一緒に働きたいか、どんな人だとドコモでうまくやっていけそうか教えてください。

住田:「心が動かされる瞬間」に敏感である人と一緒に働きたいです。eスポーツは一般的なスポーツと同じ熱狂を生み出すエンターテイメントである一方で、まだまだ認知がなされていない分野です。自分が提供するものをまずは心から楽しむことができて、それについて第三者の受け手が感じた楽しめた部分・要素を的確に分析できることが、働く上で必要な要素だと思っています。
ドコモはほとんどがプロパー社員で、いろいろな部署を渡り歩いている人が多いため、ゼネラリストが多いという印象を持っています。一方でeスポーツのような新興の事業や、スポーツに代表されるエンターテイメントの興行に携わってきたわけではありません。そのため、この「X-MOMENT」や新規事業を立ち上げ、成功させるには、いろいろな分野で知見を貯めてきた方々の協力が不可欠だと考えています。自身の経験をフルに活かし、それぞれのタイトルを引っ張っていってくれるような方の加入を望んでいます。

多くの方への認知度向上がeスポーツを盛り上げていくポイント

渡邉:eスポーツはいろいろなリーグがあり、どういったタイトルを取り扱うのか等、まだまだ手探りの部分が多いように思います。今後、どういった方向に向かっていったらよいと思うのかお考えを聞かせてもらえないでしょうか。

住田:eスポーツももっと野球やサッカーと同じようなスポーツとして認識してもらえる段階に持って行くことが大事だと思っています。端的に言ってしまえば、テレビの地上波で放送されたり、一つの競技としてもっと多くの人に認知されたり、多くの方が熱狂できたりするような状態になってくれると嬉しいです。
問題は先ほど挙げた野球やサッカー等のスポーツと比べると、ゲームは競技として普遍的になるよりも前に新しいゲームタイトルが出てくる面もあるので、そういった特性の違いも考えながらeスポーツを盛り上げていければと思っています。

渡邉:本日はありがとうございました。

※「YouTube」は、グーグル エルエルシーの登録商標です

※所属部署・記事内容はインタビュー時のものです。

※X-MOMENTは24年4月にサービス終了

キャリアパス

2009

大学卒業後、Webコンテンツ制作会社に入社。ガラケーの広告出稿業務に携わる。

2011

Web広告代理店に転職。アドネットワーク広告サービスの統括業務に従事。

2013

スマートフォンのゲーム情報アプリ運営会社に転職。編集および記事ライティング業務を担当。

2015

KADOKAWA DWANGO(現KADOKAWA)に転職。大型eスポーツイベントにおける企画設計や、自社ゲームメディアに関するイベントプロデューサーに従事。

2020

NTTドコモに転職。「X-MOMENT」のリーグ運営を経て、現在はパートナーセールス業務を担当。

一日のスケジュール

09:00

09:00

メールチェック、今日の会議のアジェンダ事項の整理。

09:30

09:30

部内MTG(日々の進捗や報告事項の共有)、スポンサー獲得チームとMTG(運営側とセールス側のすり合わせ)、メール・Slack対応などの雑務。

12:00

12:00

お昼休憩。気分転換にサクッと料理をしたりします。

13:00

13:00

社外打ち合わせ(基本はリモートです)、資料作成。

16:30

16:30

社外・社内打ち合わせ。(至急の相談事項などを議論)

19:00

19:00

退勤。夕食&TVで野球 or eスポーツの試合観戦。

募集ポジション情報

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