キャリアの先が見えた時、新しい領域に挑戦することを決意した

前職は新卒入社した大手出版社で、自社運営の女性向け情報メディアを担当していました。はじめの6年間は社内エンジニアとして、サイトの開発・改善、新規サービスの立ち上げやその他プロジェクトリーダーを経験。その後、マーケティングの強化に向けて新設された部署にリーダーとして着任し、マーケターにキャリアチェンジすることになりました。マーケターの仕事は面白かったですね。SEO施策に始まり、データ分析やCRM施策、長期的なファンづくりに向けたアプリ開発にも携わりました。

でも5年ほど経ったころから、なんとなく自分の将来が見えるようになってきたんですよね。このままいけばあと数年で部長になって、その次に目指すのは役員かな、と。会社の居心地も悪くはなかったのですが、「今の自分が想像できない未来に挑戦したい」という思いをどうしても捨てられず、転職を決意しました。面接を受けたのはドコモだけです。自分がドコモユーザーだったことも大きいのですが、一番の魅力は、ドコモの圧倒的な会員基盤。その規模の大きさから、マーケティングのやりがいも大きいだろうと感じていました。

全社員共通の目的意識は、「8,500万人の顧客に喜んでもらいたい」という想い

マーケティングメディア部は、dポイントクラブ会員8,500万人のアクティブ化、およびポイント経済圏での囲い込みが主なミッションです。その中でもポータル推進は、課長2名、主査4名、担当者15名という体制で「dポイントクラブ」のメディア改善業務をおこなっています。私が担当しているのは、メディアの戦略立案やアプリの各種機能の検討、またメディアグロースに必要な数字や施策結果の分析業務です。

数カ月ほど前に、アプリの大規模リニューアル第一弾を実装しました。雑多になっていた情報を整理して、ユーザーが欲しい情報にすぐたどり着くようにユーザビリティを改善。また、加盟店様の情報がもっとしっかり表示される仕様へと変更したこともポイントですね。これまでの画面に慣れている方からは少し戸惑いの声もありましたが、実際にユーザー数も増え、概ね想定通りの動線でユーザーが動いてくれていることがデータからも見えています。結果は順調。ようやく一つ、形にすることができてほっとしているところです。

ドコモは単体のメディア運営だけでなく周辺に多様なサービスを展開していますが、共通しているのは「8,500万人の顧客に喜んでもらいたい」という想い。それぞれのサービス規模が非常に大きいので、密に連携するのは簡単ではありません。ただ、共通の想いをベースとして協力し合おうという風土は醸成されています。すべてが一体となって動くまでには時間がかかるかもしれませんが、組織が大きいことによるデメリットやギャップはあまり感じてないですね。

影響力が大きいからこそ、「積極的な挑戦」と「慎重な意思決定」のバランス感覚が求められる

• ※月1で趣味のバス釣りを楽しんでいます

ドコモは会員数だけでなく、持っているデータ量やその種類がとても豊富です。マーケターとして、小さなメディアではなかなか味わえない醍醐味がありますね。家族や友人も含めてほとんどの人がユーザーになりうる仕事なので、身近な人の反応がダイレクトにわかることにもやりがいを感じています。ただその影響力の大きさゆえに、一つの意思決定を慎重におこなわなければいけないところが難しくもある。スピード感が必要なものと、慎重を期するものを見定めて、バランスよく進めていくことが大切だと思っています。

今は会員基盤を担当していますが、今後は他のサービスも経験してみたいですね。どの事業を担当しても、ドコモのデータをフル活用してグロースできるようなデータ活用人材兼マーケターを目指していきます。当社は挑戦を推奨してくれる会社なので、やりたいという想いにNOと言う人は基本的にいません。本当にドコモを使い倒して、やりたいことを実現できる雰囲気がありますし、同志が見つかる環境でもあると思います。大きな会員基盤でスケールの大きな仕事にどんどん挑戦したいという人は、ぜひドコモを選択肢の一つに入れてください。中途採用の方は特に、ドコモを俯瞰的に評価できる方が多いと思うので、そういう人が増えると会社としてもっと伸びていけるのではないかと期待しています。