ドコモの仕事

ドライバーとお客さまをつなげるドコモのAIタクシー

ビッグデータ解析で、
人の行動を予測。
タクシー需要をあぶり出す。

「今この場所には、タクシーに乗りたい人が15人いる。」そんな予言のような、タクシードライバーにとっては喉から手が出るほどほしい情報をもたらすシステムがあります。それがドコモの「AIタクシー」。車内に設置されたタブレット上には、グリッドで色分けされた周辺マップが表示され、それぞれの地域には、今後30分間に乗車が期待できる人数が示されています。ドライバーはこの予測を参考に街を走ることにより、高い確率でお客さまを見つけることができます。なぜそんなことがわかるのでしょうか。

そのヒミツはドコモが長年研究している「モバイル空間統計」にあります。ドコモの携帯電話のネットワークの情報から、500m四方のエリアにいる人数を検出。これをもとにドコモのシェア率などと日本の人口統計をふまえ、各エリアの人の増減や年代・居住地といった属性別の人口分布を推定します。これにタクシーの乗車データを掛け合わせ、相関性を繰り返し解析することで、高精度かつリアルタイムに需要を予測できるというわけです。

AIタクシーで
業界の人材不足を
食い止めたい。

年々高まる観光需要に伴って伸びているタクシー需要。当然ドライバーのニーズも高まっています。ところが新人ドライバーは、お客さま探しに慣れていないため、売上げが伸びず辞めてしまうケースが多いとか。そこでドコモはタクシー会社の業務支援ツールとして、この「AIタクシー」を開発し、試験的に提供してみました。するとトライアル4ヶ月間で、このシステムを活用したドライバーは着実に売上げを伸ばしたという結果が出たのです。

土地勘に頼るベテランドライバーも、乗車数が高いと予想されたエリアを意識して走ったところ、新たな穴場乗車スポットを発見できたという報告もあります。「AIタクシー」は、ビッグデータを交通の分野で活かすことができた好例のひとつ。ドコモはこれからも人々の生活の足、観光の足をサポートするために、AIを活用したサービスを展開していきます。

スムーズな交通を、もっと、つなぐ人びと。

IoTビジネス部/朽木 大祐
IoTビジネス部/野網 順子
サービスイノベーション部/石黒 慎

今ドコモではIoT・ビッグデータの活用フィールドとして 「交通」の分野に注目しています。 人の移動需要をつかんで乗車率の向上をはかる、 AIタクシーはそのひとつです。 そのほかにも、乗客の乗車希望に応じて 運行ルートを変更するバスなど、 交通機関の利用方法そのものを変えるような 大胆な試みにもチャレンジしています。 ドコモが持つIoTネットワークとビッグデータ解析技術により、 誰でも必要なときにすばやく交通機関を 利用できる社会を実現したいです。